カンチャナブリー


カンチャナブリーと言えば、

戦場にかける橋の映画で一躍有名となった。

詳しい歴史については、下記に記載しました。

カンチャナブリーには、川渡りや、

象のトラッキング体験、電車にのっての見学

タイガーテンプルなど観光出来る場所が多い。


タイガーテンプル

”タイガーテンプル”

最近、何かと話題となっている。

現地のツアーで簡単にいけます。

バンコク市外から車で3時間半くらい。

ツアーで行くと、連合軍の墓~

クウェー川~戦争博物館~ランチ~

象さんに乗るか電車に乗るかとなり~

タイガーテンプルで〆となります。

帰りも3時間半かかるので、一日かかります。

 


クウェー側横・戦争博物館

どうして、この橋を作ったのか?必要だったのか? 

それは、すでにビルマを占領していた日本軍を 
インド方面から攻撃をしてくる連合軍を完全撃破する為だった。 

その作戦名は、インパール作戦。(他にも理由は、いろいろある。) 

とにかく山が多く、日本軍は、苦戦していた。 
補給路の確保と物資の輸送にとにかく鉄道が必要だった。 

この頃、中国にいた関東軍を倒すために蒋介石は、 
アメリカに協力を求めた。 
インドからチベット、ヒマラヤ経由で、アメリカから大量の物資が 
中国に運ばれていた。 
この情報を得た 日本軍は、それを阻止するためにも 
インドへの進行が絶対だった。 

日本軍は、この作戦の為に鉄道の建設を急いだ。 

この鉄道の建設には、とにかく労働者が必要だった。 

当時、急ぐあまりに連合軍の補虜をこの建設に動員させた。 
記録が正しければ、その内訳は以下となります。 
アメリカ兵      686人 
オーストラリア兵 13004人 
イギリス兵    30131人 
ビルマ人     90000人 
中国兵       5200人 
オランダ兵    17990人 
日本兵       7500人 
マレー人     75000人 
日本人(韓国人) 15000人 
その他        200人    
合計      254711人       

約3年程かかって完成したわけですが、一瞬で橋は破壊されました。 

ビルマを見方につけて、インドに近いところまで日本軍は、攻めた。 
なんとか、イギリス軍、インド軍、オランダ軍の撃破に成功したが、 
物資や食料が足りない為、先に進めなかった日本軍。 

各部隊は、見方の補給を待っていたが、当時の司令官達は、 
ただ、前進せろ!引き返すな!の一点張り。 
だが、弾薬も食料も無くなった攻撃部隊は、弱化し、 
物資も食料も豊富にある連合軍にあっという間に攻められた。 
逃げるように引き返す日本軍だったが、 
デング熱やマラリヤに苦しみ、多くの兵がジャングルで死んだ。 
それを見た連合軍は、白骨ロードと名づけた。 
唯一、司令官の命令を無視し、豪雨にまぎれて撤退した部隊があった。 
佐藤師団長の部隊だった。何度も司令部に物資の補給を要求したが、 
もうすぐ もうすぐという返信ばかりで、 
状況を考えて、部隊の若者の命を優先し、戦場から撤退した。 
そのおかげで、多くの若者の命が救われた。 
そして、本来なら軍令部の命令を無視し逆らったのだから 
重い罰が、この師団長にあるはずなのだが、 
軍令部や司令官達は、最初から無謀で、騙しで部隊を戦場に送ったいたので、 
天皇にこのことを知られるのを恐れ、処罰しなかった。 
実際、わずかな武器や食料で、戦場に向かわせていて、 
あとは、敵から奪って前進しろという内容だった。 
そして、当時の状況から考えて、それに必要なだけの物資や食料を運ぶ方法もなかった。 
とにかく山脈の中を持てるだけの物を持って移動していた。 
その点、連合軍側は、平坦場所だったので、簡単に調達できた。 
そして、山中では、飛行機から物資を投げ落としていた。 

結果、橋は壊され、作戦も見事失敗となり、 
日本軍は、攻め込まれていった。 

それから63年 そんな歴史があったとは、思えないような綺麗な風景。 
今は、橋も修復されミャンマーに近い場所まで鉄道は、利用されている。 
ミャンマーの政治の関係で、途中で、切断されているが、 
タイ王国にとっては、この鉄道が建設されたことは、良かったようだ。 
けっこう日本軍は、悪者と呼ばれているが、 
占領した多くの国に電気や水道、空港、鉄道、井戸、工場を戦後に残し、 
未だに生かされていることが多い。 

ところで、橋のすぐ近くに戦争博物館がありますが、 
確か、あれは、宝石で大儲けしたある社長が寄付して完成したと言われている。 
つまり、個人所有物??政府や町が経営しているわけではないようです。 
館内は、けっこう古ぼけておりましたが、 
当時の軍曹が乗っていた車や蒸気機関車、刀、装備品などが展示されていて、 
なかなか見ごたえがありました。 

実際、橋も歩いて渡ってみました。けっこう危ない!! 
前からガンガン人が歩いてくるので、その度に道を譲らないといけない。 
一歩踏み外せば、川にドボーン!けっこうスリルがありました。